令和4年大相撲初場所は関脇の御嶽海の優勝で幕を閉じました。
琴伝流本部のある長野県では御嶽海は伝説の力士「雷電」以来の三役力士として大変人気があり、出身地の木曽郡上松町は琴伝流初代会長の故北林源一郎が復員後に楽器職人の道を歩み始めた木曽鈴木バイオリンがあった場所の近くです。
琴伝流が初めて大相撲に懸賞をかけた平成27年五月場所は、3横綱(白鳳・日馬富士・鶴竜)、3大関(稀勢の里・琴奨菊・豪栄道)がひしめく場所で、御嶽海はまだ入門2場所目の東幕下3枚目でした。
2度目の懸賞をかけた平成29年五月場所は、4横綱(稀勢の里・鶴竜・日馬富士・白鳳)、2大関(照ノ富士・豪栄道)と、2年前以上に層の厚い上位陣に囲まれながらも御嶽海は小結まで昇進していました。
その後はなかなか大関昇進のチャンスをつかめなかった御嶽海でしたが、この昇進を機に一層の活躍を期待しています。
平成29年五月場所で御嶽海に懸賞をかけた一番(対:嘉風)