昨年の5月にコロナ第五類に移行されて、4年ぶりに鑑賞会が開催されました。
これまでいろいろな制約がある中、伝統芸術の各分野(大正琴、尺八、三味線、箏、鼓、チェロ、声楽など)に於いて、創意工夫しながら日々鍛錬を重ねてきた成果を出す場となりました。
ひたちなか市文化会館に千人を超える来場者があり、舞台の緞帳が上がった瞬間に涙した人、薄い紗幕にスクリーン映写のプログラム背景と構成に感動する人、舞台工法の幕の照明で演奏者の皆さんがさらに際立って見えたとの声が寄せられました。
この格調高い素晴らしい共演ができたのは、演出構成された方とスタッフの皆様の支えがあったからと感謝の念に堪えません。
日本の伝統芸能の一つとして大正琴の魅力あふれる美しいアンサンブルの旋律を更に広く伝えられるように、「安寿琴の会」の一員として鈴木安寿先生のご指導の下、精進して参ります。
(茨城県・藤枝さんのお便り)