琴伝流は有限会社日本バイオリン研究所大正琴全国普及会が運営する大正琴最大流派で、堅苦しい家元制度とは全く異なる自由な風土の大正琴愛好者の集まりです。
大正琴といえばかつては主旋律を演奏するだけの深みのないものでした。琴伝流は昭和50年代前半からアルト・テナー・ベース大正琴を次々に開発し、従来の大正琴(ソプラノ大正琴)と合わせて大正琴アンサンブルという新境地を切り開きました。当時の常識を覆すこの発想は、形式にとらわれない自由な風土の琴伝流だからこそ生まれたといえます。
そして、琴伝流のキーワードは「ワクワク」。全国大会やギネス世界記録挑戦などの大きなイベントから地元での発表会やボランティア演奏まで、日常生活に目標と感激をもたらします。