出会いは私が毎朝ラジオ体操会場に行く前にお参りしている八幡様の下り坂です。
ラジオ体操の帰りがけに、おばあちゃん、お母さん、中学生3人と挨拶を交わしてすれ違う毎日でした。
ある日、思い出深い夏休みを過ごしてほしいと、「ボランティアで中学生に大正琴を指導させてください。」とおばあちゃんとお母さんに伝えたところ、中学生3年が「やってみたい」と即答し、8月8日からスタート。
15日、22日と3週続けて通って来ました。
1時間半練習をして後は雑談。
その日のうちに3人とも曲が仕上がり「かえるの合唱」を輪奏しました。
来るたびに違う曲に挑戦して、一人ずつ独奏し、今の若者は携帯で動画を撮影して家族に見せるとのこと。
29日、我が家でミニコンサートを催し、おばあちゃんとお母さんに聴きに来ていただき、感想をもらうと、「こんなに上手に演奏できるようになってとても嬉しい。」と結ばれました。
「思い出深く有意義な夏休みを送れた。」中学生の満面の笑顔が私を一層満足感と達成感に満たしてくれました。
新学期も通って来ると親から依頼があり、今後も楽しく指導に頑張ろうと決心した私です。
(広島県・福田先生のお便り)